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こんなことを綴り、嘆いているのに、なぜ誰かに相談も頼りもしないのか。

別に俺は決して今まで何もアクションしてこなかったわけではない。むしろ俺は自分の言葉で何度も心の悲鳴を迫真に伝えようとしたことがあった。でも、あらゆる人には理解されず、時にはわかったつもりの浅い回答ばかり返ってきた。ついには、息子の本気の言葉より、熱意も人間性も感じられないぽっと出の浅はかな方便を信じてそのまま返される始末。もう何も言うものか、そんな言葉は響かない。この世の摂理か人生観か知らないが、俺にはそんなもの気休めにもならない。

俺の思考や感情すらそれに否定された。一度言われただけでも印象深ければ、記憶に残り続ける。最終的に人に期待も信用もできなくなった。だから、相談もためらう。

人に聞いてもらうことも宥めてもらうこともなくなって、俺の中に心の傷と混沌とした負の感情が残って溜まっていく。それは心体ともにじりじりと蝕んで、さらに膨らもうとする。俺が一人で抱え込んで抑えるのは難しいと感じるくらい。耐えきれずおかしくなったり、爆発するのは時間の問題。どうにかできるとすれば、俺にしっかり向き合って俺のことを知って理解できる人か、ずっと人としての強さと人の痛みの分かる人か、あるいは神様みたいなものだと思う。

ああ、時が流れゆくほど徐々に希望が薄れていく。このまま、どうしようもなくなって誰かを傷つけてしまったりするくらいなら、砂漠の砂が風に吹かれ、誰の目にも止まらず、見えなくなるように、俺の精神ごとどこかに消えてしまいたい。今の俺はどのくらいの被害が及ぶかわからない爆弾だろう。

重たい。でも多分仕方がない。俺にはこうなるしかなかったような気がする。これ以外の道を選べた気がしない。最初からこんなこと大して考えないような自我で気楽に普通に生きていれば、こうはならなかったろう。でも、生まれたときから環境も俺自身も普通なんかじゃなかった。